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2019/03/04 斎藤 彰
憲法無視の「国家非常事態宣言」、独裁国家北朝鮮最高指導者との“相思相愛”関係、執拗な西側同盟諸国批判、後を絶たないセックス・スキャンダル、底深いロシア疑惑……就任以来2年以上が経過し、国内のみならず世界中を振り回し続けるトランプ大統領。だ…
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2019/02/25 斎藤 彰
トランプ大統領は去る15日、国境の壁建設予算ねん出のため「国家非常事態」を発令した。だが、国民の大半は、自国が深刻な危機に直面しているとは思っておらず、大統領の取った行動に対し、さまざまな疑問や批判が沸き上がっている。
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2019/02/18 斎藤 彰
「壁」建設に固執するトランプ大統領と、次期大統領選で“台風の目”として注目されている民主党若手ホープのベト・オルーク前下院議員が11日、メキシコ国境の町エルパソの近接した二つの会場でそれぞれ大演説集会を開いた。オルーク氏が正式出馬表明した…
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2019/02/12 斎藤 彰
AI技術の著しい進歩により、最近アメリカで本物そっくりの偽ビデオやオーディオが次々に登場、深刻な問題となりつつある。今後その精度がさらに一段と向上するにつれて、政治目的などに悪用され社会混乱の原因にもなりかねず、米議会でも被害を最小限に食…
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2019/02/04 斎藤 彰
トランプ政権発足以来、ホワイトハウスの推進する外交・安全保障政策と米議会首脳部との見解の対立が露顕し始めてきた。来年11月の米大統領選挙と議会選挙に向けてさらに先鋭化しかねず、日欧同盟諸国を一層翻弄させる恐れもある。
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2019/01/28 斎藤 彰
国境の「壁」建設計画はじめ様々な問題めぐり与野党の激しい対立が続く米議会で最近、“異変”が起こった。黒人やヒスパニックなどに対する人種差別的発言を繰り返してきた共和党ベテラン議員に対し、同党議員の全員が民主党に同調、重要ないくつかの委員会…
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2019/01/21 斎藤 彰
トランプ米大統領は「ロシア疑惑」に加担したか―ロシアのプーチン政権による2016年米大統領選への介入疑惑とトランプ人脈との関わりについて1年半以上にわたり捜査してきたロバート・モラー特別検察官の最終報告書が、早ければ来月中にもまとまるとの…
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2019/01/14 斎藤 彰
アメリカと欧州同盟諸国との伝統的信頼関係がかつてないほど揺らいでいる。安全保障より「経済最優先」をタテに関係各国首脳への露骨な批判もいとわないトランプ大統領の一連の言動に端を発したものだが、「もはや西側同盟関係は死んだ」との指摘すら出始め…
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2019/01/08 斎藤 彰
トランプ再選を阻む民主党有力候補は誰か―ワシントン政界では年明けとともに早くも、2020年大統領選に誰が名乗りを上げるかをめぐり話題が広がりつつある。これまでに有名、無名含め30人近くの名前がうわさされる中で、もっとも注目したいのは、なん…
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2019/01/01 斎藤 彰
就任3年目を迎えたトランプ政権の前には、年明け早々から次々に難題が待ち受けている。しかし、側近たちの人事含めこれらに対処するだけの十分な態勢がホワイトハウスで整わず、政権内には沈鬱なムードも漂い始めている。
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2018/12/24 斎藤 彰
国際秩序をかく乱し、同盟諸国を揺さぶり続けるトランプ政権の「アメリカ・ファースト」―。だが実は、今から70年以上前、かつて単葉機大西洋単独無着陸飛行を成功させ映画『翼よ、あれがパリの灯だ』の主人公にもなったアメリカの英雄チャールズ・リンド…
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2018/12/17 斎藤 彰
サウジアラビアの著名ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏(当時59歳)惨殺の衝撃的ニュースを耳にして45年前、東京都心で白昼発生した「金大中拉致事件」に思いをはせた日本人は少なくないだろう。だが、両者の間には決定的な違いがあった。金大中氏…
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2018/12/10 斎藤 彰
今世紀に入りユダヤ人、黒人、イスラム教徒などに対する白人過激グループによる暴力やテロがアメリカで急増しつつある。だが、州警察やFBI(連邦捜局)による白人を対象とした摘発、捜査は後手に回り、主要メディアの厳しい批判の的になっている。
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2018/12/03 斎藤 彰
11月23日、地球温暖化がアメリカに及ぼす深刻な影響と対策を論じた注目の米政府専門家委員会報告書が公表された。しかし、就任前から温暖化そのものを否定、パリ協定からの脱退まで言明したトランプ大統領は、報告書の内容を頭から否定、ホワイトハウス…
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2018/11/26 斎藤 彰
トランプ政権の看板スローガン「米国第一主義」と表裏一体で進められた大幅減税。しかしその結果、財政赤字が深刻化、このままでは自ら再選を目指す2年後の大統領選で国民の批判にさらされることを恐れる大統領は、早々と来年10月に向けて2020年度予…
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2018/11/19 斎藤 彰
米民主党は、事前予想通り中間選挙で下院奪回に成功した。党内にはこれを機に、与党共和党への怨念を晴らすため、スキャンダル追及、弾劾含め一気にトランプ大統領を追い詰めるべきだとの過激な主張もある。だが、過剰反応すると、今度は2年後の大統領選挙…
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2018/11/12 斎藤 彰
今年の米中間選挙は、共和(上院)、民主(下院)がそれぞれ勝利し、痛み分けに終わったとする見方がある。これは的外れだ。大統領就任以来、猛威をふるった「トランプ主義」の限界が露呈した選挙でもあったことを見逃してはならない。
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2018/11/02 斎藤 彰
6日投開票が行われる今年の米中間選挙は、例年と異なり、トランプ氏が大統領としてふさわしいかどうかを問うレファレンダム(国民投票)の様相を呈してきた。とくに民主党の優勢が伝えられる下院選挙と州知事選の結果次第では、再選の道さえ遠のく事態さえ…
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2018/10/29 斎藤 彰
トランプ大統領による中距離核戦力(INF)全廃条約破棄の表明は、けっして米露そして欧州だけの問題ではない。中国を含むアジア、そして日本の安全保障政策をも根本から揺るがしかねない要素をはらんでいる。
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2018/10/22 斎藤 彰
11月6日の米中間選挙は、トランプ政権の真価が問われるだけでなく、結果次第では国内のみならず世界にも大きな波紋を投じる可能性を秘めている。ここでは、野党民主党が下院を奪回した場合と、共和党が両院で引き続き多数を維持した場合のふたつのシナリ…
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